ジェネリックって? [日常]

「ジェネリック医薬品って、良いの?」

「ジェネリックとそうでないのと何が違うの?」

僕は以前は医療関係の仕事をしてたせいか

こんな質問を時々されます


よそ様のサイトでも

ジェネリックの薬を処方されたけど・・・

というような戸惑いも見かけるので

僕が説明できる範囲で書きますね


素人の説明ですので

厳密には相違する点があるかと思われますので

参考程度にお読みください


よく耳にされるジェネリック医薬品の説明といえば

「特許が切れた薬を他のメーカーが安く出している薬」

ではないでしょうか


一つの薬に対して、有効成分・製造方法・効能効果・用法用量の4つの特許があります

このうちの有効成分に対する特許が切れたものを

他の製薬会社が出した薬を【ジェネリック医薬品】といいます

なので

医薬品の有効成分が同じなだけで

それ以外は各メーカで違います

つまり有効成分以外は違うものが入ってます


例えばアレルギー性鼻炎によく処方される薬

アレロックの主成分は《オロパタジン塩酸塩》

この《オロパタジン塩酸塩》に対する特許が切れたら

他のメーカーも《オロパタジン塩酸塩》を主成分とする薬が作れます

けれど製造方法は違うのです


例えば

とても美味しいハンバーグがあるとします

自分でも美味しく作りたいからと

どの精肉店でどんなひき肉をかっているか教えてもらっても

レシピが違うと同じハンバーグは作れませんよね


ジェネリック医薬品とはレシピ違いのハンバーグと同じなんです


話を薬に戻すと

オロパタジンは主成分は同じでも

お安くするためにアレロックに含まれてないものが入ってたり

本来入っているものが含まれていなかったりするわけです

後発医薬品が安いのには

安い理由があるのですよ


ちなみに2014年3月26日時点の薬価は

アレロック5 1錠 56.8円

オロパタジン塩酸塩錠5mg「ケミファ」 1錠 30.5円

オロパタジン塩酸塩錠5mg「杏林」 1錠 25.9円



調剤薬局では

アレロック と書かれているとアレロックが処方されますが

オロパタジン塩酸塩 と書かれているとジェネリックが処方できます

ジェネリックがどうしても嫌な場合は

拒否する権利もありますから、申し出れば大丈夫ですよ(^^

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コメント 5

green_blue_sky

そうなんだ(^_^;)
といってジェネリックを使用したことがないです。
春はやはり眠い・・・
by green_blue_sky (2014-03-27 05:42) 

marimo

レシピが違うのですね!
とてもわかりやすい説明をありがとうござました。
ドクターの処方箋にはアレロックとあったと思いますが、
薬局をはじめて利用する時に、問診表を記入すると思うのですが
その中での項目に「ジェネリックを希望しますか?」という項目があり
そこにチェックを入れたのかもしれません。
なので、先日もしもそこにチェックが入っていたのなら外してくださいと
薬局のお姉さんにお願いしました(笑
by marimo (2014-03-27 06:47) 

DON

去年はジェネリック家電が流行りましたもんね~
開発費が かからないので安いですよね(^^ゞ
by DON (2014-03-27 07:23) 

oko

薬局に母から頼まれた薬を取りに行った時に
ジェネリックを勧められました。
私のなら安くてもいいや・・とそっちにしたかも
ですが、母のだったので、いつもと同じ物にして
くださいとお願いしましたよ!!
by oko (2014-03-27 08:20) 

ぼんぼちぼちぼち

なるほど そういう違いだったのでやすね。
ハンバーグの例え とても解りやすかったでやす。
あっしは中身全く同じだと思いこんでやした。
by ぼんぼちぼちぼち (2014-03-28 16:58) 

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