障子とふすま [日常]


僕の現在の住まいは全室フローリングで

障子も襖もない生活をしています


各部屋の入口は木のドアか引き戸で

中の様子はわからない仕様です

ちょうど子供たちが思春期ということもあり

それぞれのプライベートは守らないとという事でそうしました


今年になって

ずっと病気らしい病気をしたことがなかった息子と娘が

代わる代わる体調を崩しました

もう成人した息子と娘とは言え

具合が悪い時はやはり心配で

それとなく部屋の外から様子をうかがってました


その時にふと

自分が同じような年ごろの頃に体調を崩した時

両親がいろいろ気づかいをしてくれたことを思い出しました

僕の実家は和風の家だったので

基本的には障子と襖で部屋が仕切られていた


だからだと思うんですが

いつも絶妙なタイミングで両親が声をかけてくれて

薬が効いて寝ている時はそっとしてくれていた


今回、息子も娘の部屋も木のドアだったので

中の様子がさっぱりわからず

せっかく寝ているのに起こしてしまったり

しんどかったのに気づいてやれなかったりした


木のドアってプライベートは守られる分

外からは何もわからないんですよね


でも障子や襖だと閉まっていても

気配を感じるということができる


日本人はよく気配りができるとか言われるのは

障子や襖を隔てて

人の気配でいろいろ慮ったりするなかで生活してきたから

そういうのが様々なところに出るんじゃないだろうか?

日本人の文化を育てたひとつに

障子と襖は影響を与えているかもしれないね

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コメント 4

green_blue_sky

日本の文化は障子や襖などで気配を感じることができたので気配りができるようになったのでしょうね。
思ったのは江戸時代などは長屋暮らし、そして今ではアパートでも隣人の音がします。お互いさまなどの日本の文化、徐々に防音で消えて行こうとしている。
気温が高いのでベランダに2ニャンズを出しても、安心です。
ニャンコは1時間以上日向ぼっこ、人は暑くて、媽祖を開けていると気持ちがよいです(笑)
by green_blue_sky (2016-05-04 06:23) 

oko

和風の家が少なくなって来ていますね・・・
そういえば子供の頃、年末になると家の障子を
張り替えしていました・・・
誰だ・・穴開けたのは・・・
by oko (2016-05-04 06:52) 

ろみ

私の実家も障子と襖、しかも平屋。思春期は本当に嫌でしたが、風邪ひいて寝込んだりした時は(おっしゃる通りで)ありがたかったですね。
台所で母が何か料理している、まな板のトントンという音や、鍋のカチャカチャという音が遠く聞こえて、安心感があるというか。
そして、おじやが出てくるパターンでした ^^
by ろみ (2016-05-04 10:28) 

みかん

たしかに、完全防音などの家が増え、
音や気配がしないと不安だなと思うこと、ありますね~。

障子、昔は穴をあけたものです(;・∀・)
今は、米国風の家ですが、つくりが雑で、
虫もたくさん入ってくるし外の音や犬の吠える声など、
毎日、気配だらけです(笑)
日中、家にいるときはだいたいひとりなので、
ある意味、ひとの気配があるというのは安心ですね。
by みかん (2016-05-04 22:07) 

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