レンゲソウ [日常]
僕が子どもの頃だった昭和40年台には
この季節は多くの田んぼがこんな状態でした
一面のレンゲソウ(ゲンゲ)
この花の色も形も香りも好きで
ついでに蜜も甘くて大好きだった
レンゲソウは空気中の窒素をため込む性質があり
多くの田んぼで窒素肥料として植えられていました
緑肥として刈り取られることなく
そのまま耕して肥料となっていました
今は化学肥料を使うところが増えてレンゲソウも見られくなってきました
そう、春になれば勝手に田んぼに生えてくるわけではなかったんです
普通は紅紫色だけど
時々白いレンゲソウをみつけることがあった
友達と競って白いレンゲソウを探したりしたけど
広い田んぼの中であるかどうかわからないものを探すなんて
無邪気だったなぁ
大人になってこういう無邪気さを
一番なくしてしまったような気がする